コメント

この日は南岸低気圧通過で沖磯への渡船ができないため、風向きを見て安全に釣りができそうな岩壁か堤防へ仲間とのんびり釣行した。向かった先は西伊豆町の田子港堤防。ここならば北東風にもウネリにも全く問題なく安全に釣りができ、駐車スペースも広く、綺麗な公衆トイレも完備している。朝のんびり自宅を出発、途中食料と釣りエサを購入して港には午後２時過ぎに到着。平日ということと雨が先ほどまで降り続いていた影響からか堤防上には誰も釣り人がいない。早速釣り仕度をして仲間と釣りを開始した。日没まで３時間弱の釣りなのでオキアミ１枚に配合エサ2袋を用意した。高水温期にしかこの場所で釣りをしたことがないため狙い方も状況も全く分からない。事前に沖磯で釣りをするのにセットしていたタックルで釣り始める。先ずは堤防際に多めにコマセを撒いて魚の種類や動きを確認したが魚は全く見えない。５分ほどコマセのみを撒きつつ海中を観察していると、２０cm前後のメジナが多数確認できるようになった。ここでハリにオキアミを付けて仕掛けを投入。一投目で２０㎝のメジナを釣り上げることができた。しかしサイズがイマイチだ。そこで沖に狙いを変えた3投目。仕掛けが馴染むとすぐに魚のアタリらしき沈み方でウキが入り出した。そのまま竿までアタリが出るのを待って竿を立てるとかなりの引き。こちらとしてはたいしたサイズが出るとは全く思っていないし、竿に魚の重さを感じた時はどうせアイゴかな？くらいだったが、やり取りをし出すと本命のメジナぽい！少し慎重に寄せてタモ入れすると丸々と太った口太メジナ。MFGメジャーで測ると３９.２㎝もあり、西伊豆までやってきた甲斐があった。これに気を良くして、寒さも忘れて同じ狙い方で数投。すぐに「またまたキター！」今度のはオープンベールにした指を勢いよく弾く強烈なアタリ。一気に真沖へ１０m以上。少し走りが遅くなるとラインの出を止め、リールはまだ巻けないため、全神経を竿に集中。３回ほどラインを出されたが、ようやく魚の動きに疲れが感じられ、少しづつリールを巻いて寄せた。１発目の走りが真沖に向かったのでこの時点ではまだ魚がなんであるか確信は持てなかったが、その後の数回の走り方が左右どちらでもなく真沖であったことから魚の正体は真鯛だと推測。徐々に寄せてくると海中に大きな白い魚影が見えた瞬間、推測が確信に変わった。仲間にタモで掬ってもらい計測すると６１.７㎝、自宅で重量を量ると３.４６kg。いやー！ますます釣りが大好きになってしまう出来事をたった２時間くらいの釣りで味わえました。これも誘ってくれた仲間が居たからこそです。感謝感謝。そして田子の海に感謝。